校外でも思い切り楽しもう

留学生は、各校のインターナショナル事務局で企画された「アメリカを楽しむためのプログラム」を大いに活用しています。 アメリカヘの留学は、キャンパス内に終始するわけではありません。近隣で開催されるイベントやフェスティバルに足を運んだり、旅をしたり、キャンパス外の楽しみも盛りだくさんです。

険しいロッキー山脈を抜けると留学生たちはにわかに活気づく。 ニューイングランドのビーチでの潮干狩、そしてケージャン音楽に乗ってのダンスレッスン。初めて味わうバンジージャンプのスリル。 マレーシアから来た内気な留学生は、ロッククライミングと花こう岩の発掘に興味を持つようになってから、自分がもうそんなに臆病ではないと気づいた―。

留学生は、各校のインターナショナル事務局で企画された「アメリカを楽しむためのプログラム」を大いに活用しています。 アメリカヘの留学は、キャンパス内に終始するわけではありません。近隣で開催されるイベントやフェスティバルに足を運んだり、旅をしたり、キャンパス外の楽しみも盛りだくさんです。ホリデーには多くの留学生が、今まで行ったことのない土地を訪れたりします。先輩の留学生を見習い、アメリカでしかできないことをこの機会に体験してください。学校は、以前にも増して多様なプログラムを用意しており、留学生にとっても課外活動に参加しやすいようになりました。このプログラムを通して、留学生の多くがクラブ活動や、スポーツなど広範囲の課外活動をしています。

また、留学生だけを対象としたクラブや、異文化交流を目的としたクラブもあります。ほとんどの学校に留学生のためのクラブがあり、中には、国や地域を特定した留学生のクラブもあります。中東アジアやインドなどの留学生クラブはどの大学でも一般的なようです。ペルーからの留学生のクラウディアさんは、「車がなくても、いろいろ楽しいアクティビティーに参加できてうれしいです。毎週、母国じゃできなかったようなことを体験しています」と語っています。学校が主催するアクティビティーはスキーツアーやシーカヤッキング、ハイキング、ロッククライミング、ゴルフなど、実に多種多様です。

ワシントン州のワットコム・コミュニティーカレッジ(Whatcom Community College)では、冬期にアメリカやカナダのウインターリゾートヘのスキー・スノーボードツアーが企画されます。年に一度、学生は週末を留学生アドバイザーやBC(ブリティッシュ・コロンビア)の学生とともにカナダのウィスラーで過ごすのが恒例となっています。これらの旅行は、スキー・スノーボードの経験者だけではなく、もちろん初心者も大歓迎です。しかもこれには多くのアメリカ人の学生も参加するので、友達をつくる絶好のチャンスともいえます。

そのほかにも、大学ではコンサートやディナー、文化交流などさまざまなイベントがあります。アメリカのほとんどの大学では、留学生だけを対象としたイベントが企画されるなど、留学生への特別配慮がなされています。ハロウィンのかぼちゃ彫りをはじめジャズ鑑賞、スウィングダンス、フライフィッシングなど、イベントはアメリカならではのものばかりです。

ニューヨーク市郊外にあるニューヨーク州立大学のカレッジシステムの1校、ロックランド・コミュニティカレッジ (SUNY Rockland Community College) のいくつかのプログラムは、学生たちをアメリカ文化に溶け込ませるように工夫されています。恒例の伝統的な祝日行事を通して、アメリカの習慣を学ぶために、200人の全留学生を感謝祭の昼食会に招待します。このプログラムでは感謝祭の歴史を学び、アメリカの民謡をみんなで歌い、秋色にコーディネートされたテーブルで、七面鳥、グレービーソース、スタッフィング(詰め物)、ヤムイモ、クランベリーソース、とうもろこし、アップルサイダーの伝統的な感謝祭の食事を楽しみます。

University of North Texas (UNT)

ノーステキサス大学(University of North Texas)の英語集中プログラムの留学生達は、テンガロンハットをかぶり、ウェスタンブーツを履いて"old west"を訪れます。その他にも、伝統的なバーベーキュー、乗自分達のいかだが険しいロッキー山脈を抜けると留学生は活気付く。彼らはニューイングランドの海岸でハマグリを掘り、またアカディア音楽に合わせた踊りを習う。初めてバンジージャンプのスリルも味わった。マレーシアからのおとなしい留学生は、ロッククライミングと花崗岩の発掘に興味を持ち始めてから自分がそこまで臆病ではない事に気がついた̶。馬、そしてウエスタン・ライン・ダンスなどを経験します。同大学の春のワールド・カルチャー・フェスティバルでは、留学生は伝統的な歌や踊りによるパフォーマンスや、伝統料理フェア、そして世界各国からの工芸品の展示などに参加します。

オハイオ州にあるフィンドレー大学(The University of Findlay)の留学生は、3日間のオリエンテーション中、さまざまなアクティビティーを楽しむことができます。アメリカでのサバイバルスキルや、いかに充実した大学生活を送るかについて学ぶだけではなく、バスケットボール・バレーボール大会、夜はライブコンサートなどアクティビティーが満載です。アメリカの大学では留学先にかかわらず、インターナショナルプログラム事務局が上記のようなアクティビティーを企画しているようです。

ロッキー山脈でのスキーとスノーボードは、コロラド州のスプリング・インターナショナル・ランゲージ・センター(Spring International Language Center)の学生たちにとって冬の楽しみの一つです。 「リビアにスキーはありませんから、ここでのスキーが私にとっては最初の体験でした」と留学生のアファフさん。「スキーで滑り降りるのには、かなりの忍耐力が必要です。でも、滑り終えたときに飲むホットチョコレートは最高です」と彼女は話します。 同校の各センターではそれぞれの場所にふさわしいユニークな活動が行われています。アーカンソー州フェイエットヴィルにあるアーカンソー大学のセンターでは、ハイキング、カヌー、アイススケートや遠足などを行っています。アメリカの伝統工芸や、ジャズ、ブルース、ブルーグラスなどの音楽で知られる歴史的なオザーク高原にあるユーリカ・スプリングスに出かけたり、チェロキー・インディアン博物館などにも出かけます。また歴史や政治に興味がある学生たちは、リトルロックにあるウィリアム・ジェファーソン・クリントン大統領図書館を訪れたりもします。

コロラド州デンバーにある同校のオーラリア・ハイヤー・エデュケーション・センターの学生たちは、毎年1月に行われるNational Western Rodeo and Stock Showのカウボーイと彼らの牛さばきを楽しもうと、ロデオ会場のスタンドに集まります。 これらのプログラムに積極的に参加し、英会話力の向上やさまざまな人との出会い、キャンパス外でのアメリカを体験してみませんか。アメリカでいろいろな体験をし、思い切り楽しんで、いい思い出をつくりましょう。