学校、カレッジ、大学とは?School, College and University

アメリカでは「学校」とは、学習する場のことをいいます。カレッジも大学も、またどんな英語学校も大学院も高校も、すべて「学校」といいます。

アメリカのカレッジは、中学校や高校ではありません。17~18歳以上の学生が13年生として、カレッジや大学で学び始めます。準学士号は、2年制のカレッジで取得でき、4年制のカレッジや大学では、学士号が取得できます。

「大学」とは、高校卒業後に学習を継続するための複数の学校のことをいいます。少なくともその中の1校は、学士課程を提供しているカレッジです。そのほかの大学内の学校はより高い学位が取得できる「大学院」(Postgraduateともいわれます)です。したがって、大学では、学士号、修士号、博士号の取得が可能です。カレッジでも大学でも、学士号を取得できますが、アメリカの学生は、4年制の学士課程や学士号に関して話す際には、「大学」よりも「カレッジ」を好んで使い、「カレッジに行く」とか「カレッジの学位」などと表現しています。

「カレッジ」の多くは大学に付属せず、独立した学校ですが、大学に付属し、大学内のキャンパスにあるカレッジも多数あります(「キャンパス」とは、学校施設とその周辺施設ののことをいいます)。特定の専攻に関した大学院課程のあるカレッジも多少ありますが、大学院課程の多くは、カレッジではなく大学によって提供されています。このように大学院に関しては、「カレッジ」より「大学」と呼ぶのが一般的です。