堀尾 麗華さん — Eastern Washington University(イースタン・ワシントン大学)での留学体験

インタビュー:

堀尾 麗華さんは、ワシントン州チニーにあるEastern Washington Universityで 留学生活を送っています。

アメリカに留学したきっかけは何ですか?

武庫川女子大学の二重学位取得プログラムを利用して留学しています。このプログラムは、武庫川女子大学で2年間勉強した後、イースタン・ワシントン大学でもう2年勉強することで、合計4年間で2つの学位を取得できるという制度です。大学に入学したらこの二重学位取得プログラムに挑戦したいという思いがあったので、留学を決めました。

留学先としてこの学校を選んだ理由は何ですか?

イースタン・ワシントン大学を選んだ理由は、インターナショナルオフィスも大学内にあり、留学生のサポートがしっかりしている印象を受けたからです。

この学校を選んでよかったと思うことは何ですか?

一番良かったと思う点は、やはり教育環境です。教師の学生に対する期待度、課題の量、学生の学業への取り組み方や姿勢は、日本の大学とは明らかに違っていて、凄く刺激的です。

留学中、恋しくなるものはありますか?

このプログラムに参加する以前にすでに留学を経験しているので、あまりホームシックになることもないですが、日本食はどこに行っても恋しくなります。

アメリカに来てどのくらい経ちますか?

イースタン・ワシントン大学に留学してから1年が経過しています。

英語はどのくらい上達しましたか?

日々多くの課題に追われる毎日で、成長しているのかなと不安になることもありますが、1年前と比べるとリスニングやライティングは成長したと実感しています。このプログラムも残り8ヶ月で終了するのですが、最後まで努力し続けたいと思います。

アメリカに来て一番驚いたことは何ですか?

学習面で一番驚いたことは1回の授業で求められる読書量です。1回に20~30ページは当たり前なので、日本の大学との差に最初は驚きました。

がっかりしたことは?

特にありません。

言葉の違いをどう克服しましたか?

言語の壁というのはアメリカに限らずどこの国に行っても生じる問題だと思いますが、言葉がわかる、わからないに関わらず、まずは自分が心を開けば相手も心を開いてくれ、その結果、言語の壁を乗り越えられるようになると思います。

経済的な面で苦労したことはありますか?

ありがたいことに日本の大学から毎月奨学金を頂いているので、アメリカで金銭面を気にせず生活出来ています。

日本の学校の授業との違いはどうですか?

留学前にアメリカと日本の教育システムの違いを聞いてはいましたが、実際に授業に出てみると、やはり難しいと思うことがたくさんでてきました。予習、復習を怠らず、わからないところはオフィスアワーを利用して教師に質問をすることで、アメリカの教育システムに慣れてきた気がします。

どのような課外活動に参加していますか?

International Study Associationという留学生のクラブに参加したり、自分で持ち寄りパーティを主催して、違うコミュニティーの人たちが交流できる場をつくったりしています。

友達を作ることは難しいですか?

この大学は留学生の数が多いので、比較的友達ができやすい環境だと思います。ネイティブの友達も、授業内外関わらず、自分の積極性次第で作れると思います。

アメリカでの留学は目標達成の上でどう役立つと思いますか?

将来は発展途上国と関わる仕事がしたいと考えており、このプログラム終了後は英国の大学院に行き国際開発学を勉強する予定です。大学院で必要となるスキル(語学力、研究方法、タイムマネージメントなど)を2年間アメリカでしっかり身に付けられるので、ありがたいです。

これから留学をしたいと考えている学生に、なにかアドバイスはありますか?

昔と比べ留学をする学生も増え、留学することが当たり前の時代になって来たように思います。様々な留学生と出会いましたが、何よりも一番大切だと思ったことは、目的意識をきちんと持って留学することです。よく留学をすることが夢だったという意見を聞きますが、ものすごくもったいない気がしてなりません。せっかくの貴重な機会だからこそ、留学の目的をしっかり明確にして挑むべきで、そうすれば、より充実した留学生活を送れると思います。