アメリカの条件付入学について

アメリカで教育を受け続けるという選択は、気分の浮き立つ決断です。自分に合っている大学をリサーチし始めると、希望、興奮、意欲、そして少しばかりの不安を感じるかもしれません。

中には何を勉強したいか、どこの大学にするかを既に決定している人もいるかもしれません。あるいは、アメリカの大学の教室にいることに夢を見始めたばかりの人もいるでしょう。

しかし、大学が必要とする英語要件を読み始めると、授業を受けるためには英語力が十分でないことに気付き、がっかりするかもしれません。成績やテスト結果など他の入学要件はすべて満たしています。留学のための資金も十分にあります。唯一の障害が英語能力です。これが留学の計画を遅らせたり、進学したい大学をあきらめたりする原因になるかもしれません。

あきらめるのはまだ早い

現在、多くの大学が、入学要件は満たしているものの英語能力の向上が必要な留学生に対し、「条件付入学」を設けています。条件付入学は才能のある有能な留学生に、大学の教室に入るための道筋を提供するものです。

ステップ1: 条件付入学を大学に申請

すべての大学やカレッジが条件付入学を行っているわけではないので、入学申請をする前にこのオプションがあるかどうかを確認するのはとても重要なことです。大学が学内に集中英語プログラムを持っている場合、あるいは地元の民間機関の集中英語プログラムと提携している場合に設けられていることが多く、学力で入学要件を満たしている申請者に対し、「条件」付きで入学が検討されます。この場合、英語能力の証明書以外、必要とされるすべての書類のオリジナルを提出します。 大学は出願書類を審査し、学力的に適正と認めた場合、「条件付入学」許可書を出すことができます。これは、特定の集中英語プログラムを修了し、場合によっては適切なテストのスコアレポート(TOEFLあるいはIELTS)を提出すれば、大学に正式入学できることを意味します。

ステップ2: 集中英語プログラムの入学申請

条件付入学が許可されたら、地元の集中英語プログラムへの入学申請も必要です。申請に必要なすべての出願書類、出願料、財政能力証明書を提出します。書類を受理した集中英語プログラムは、入学許可書と適正な入国フォーム(通常はI-20)を発行します。

ステップ3: 学生ビザ取得

学生ビザをアメリカ領事館や大使館に申請するためには、集中英語プログラムから入学許可書を、大学からは条件付入学許可書を得ることが必要です。 また、たとえ英語能力に限界があったとしても、集中英語プログラムと大学について、基本的な質問に答えられるようにしておくことは重要です。大学と集中英語プログラムはどこにあるか、何を勉強したいか、なぜその大学に入学したいかを簡潔に説明できると、ビザのインタビューの際に大いに役立ちます。これはビザのインタビューを保証するわけではありませんが、答えを用意していればより自然で落ち着くことができ、肯定的な結果の出る可能性が高くなります。

ステップ4: 確認、確認、さらに確認!

集中英語プログラムでの授業が始まったら、条件付入学を許可した大学に連絡を取ることが重要です。申請者は入学許可の状況を再確認し、大学も申請者がいつ集中英語プログラムを終了するかを確認することができます。これにより条件付入学許可書に書かれている学期から学び始めることが保証されます。

ステップ5: 成功! 集中英語プログラムを修了して、大学入学を獲得

集中英語プログラムを修了すると、大学に編入します。学生ビザも同様に変更することも忘れないでください。したがって編入する前に財政能力証明書の更新を提出する必要があります。条件付入学の申し込みに記されていたそのほかの項目についてきちんと確認をしてください。入学許可が完全に認められる前にすべての要件が満たされていなければなりません。

最後にもう一つ…

最後のアドバイスは、集中英語プログラムの授業のすべてを活用するために、教室内外で英語を話すようにするということです。この時期は英語の上達だけでなく、選んだ大学の専門課程で成功を修めるための準備もしているのです。

 

ジム・クローリーはミシガン州アルマに位置するアルマ・カレッジのグローバル・リクルートメント&パートナーシップスのディレクターです。

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