アメリカ学生査証の取得

昨年、471,712のF-1ビザ(学生ビザ)が発行され、現在、FカテゴリーあるいはMカテゴリーのビザで米国に滞在している学生は1,208,074人います。

学生ビザの申請は、取得までに時間はかかるものの、プロセス自体は意外に簡単です。昨年1年間、アメリカ政府によって発行された学生ビザの数は、多くの国々で顕著に増えています。申請者の多くは、ビザを問題なく取得し留学をしていますが、却下される場合があるのも事実です。ビザ申請には、十分な準備を整えて臨むようにしましょう。

学生ビザの種類

  • F-1ビザ、M-1ビザ:フルタイムの留学生に発行されるビザ。M-1ビザは、テクニカル・カレッジなどアメリカの専門学校に留学する際に必要。
  • F-2ビザ、M-2ビザ:F-1ビザやM-1ビザ保持者の配偶者や子供など家族が取得するビザ。
  • J-1ビザ:交流訪問者用ビザ。コンサルティング、トレーニング、指導等の目的、またはオペア(Au Pair)や短期就労の目的で渡米する際に取得。

ビザ取得までの流れ

1 - U.S. Citizenship and Immigration Services (USCIS)の公認機関で入学が許可され、非移民学生ビザ申請が可能であるという証明書(F-1ビザの場合はI-20、J-1ビザの場合はDS-2019)が、入学を許可された大学やプログラムから送られてきます。届き次第、目を通しサインをしましょう。

入学書類に記載されている自分の名前が、パスポートの綴りと同じであることを確認してください。

2 - アメリカ大使館または領事館での面接の予約をし、費用を支払います。学生ビザはI-20に記載されているプログラム開始日の120日前から、交換留学ビザ(J-1ビザ)の場合はDS-2019に記載された日付より前であればいつでもビザの交付が可能なので、できるだけ早めに面接の予約をしましょう。

アメリカ大使館のウェブサイト(http://japan.usembassy.gov)では、面接の予約方法やビザ手続きに関する情報のほか、発行にかかる日数も確認することができます。プログラム開始日までの日数が限られている場合は、その旨を連絡し、優先してもらうようにしましょう。また、米国務省の支援を受けるEducationUSA(http://educationusa.state.gov)の最寄りのアドバイスセンターでもビザ関連の情報を得ることができます。

留学生は、学生ビザ保持者を管理するSEVISというデータベースに登録する必要があります。この登録には$200の費用がかかり、有効なクレジット

カードがあれば、http://www.fmjfee.com/index.htmlですぐに手続きが可能です。ビザの面接の3日前までに必ず費用を支払い、レシートはコピーして面接の際に持参しましょう。

これに加え、ビザ申請料$160をアメリカ大使館が指定した口座に振り込まなければなりません。詳しくは大使館のウェブサイトで確認しましょう。

3 - 新しく導入されたDS-160と呼ばれる非移民ビザ申請書に必要情報をオンラインで入力していきます。この申請書は以前使用されていた複数の申請書を一つにまとめたものです。入力方法やオンライン申請書へのリンクはhttps://ceac.state.gov/gennivをご覧ください。アメリカ大使館および領事館のウェブサイトはwww.usembassy.govから探すことができます。ビザのページにある非移民ビザに関する最新情報をよく読んで把握しましょう。

すべての書類に十分に注意を払い、不備のないようにします。名前の綴りがパスポートに記載されているものと同じか再度確認してください。DS-160ビザ申請書に記入の際には、デジタル写真をアップロードする必要があります。デジタル写真の規格については、http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-photoinfo.aspのデジタル写真要件の項目に詳しく書かれています。アップロードに失敗した場合は、面接の際に写真を持参してください。

入力した内容を十分に確認したら、面接時に持参できるように書類を印刷します。

4 - 残るは、面接当日に向けた準備です。学校が始まる前にビザを取得していることが重要なので、できれば出発予定日の3ヶ月前に申込をしておきます。準備を早めに進めていれば、大使館での遅延やビザ却下など、万が一のケースに対応する時間を持つことができます。

面接では服装が大切です。ビジネススーツなどフォーマルな服装が適切です。面接官と話す時間は短く、数分間質問に答えるだけで審査されてしまうので、第一印象が重要となります。

質問に対する答えを素早く、的確に伝えられるように準備しましょう。英語で質問が答えられない場合や面接官が日本語を話せない場合、通訳をつけてもらうことができます。学生ビザ取得の際、英語力は必須ではありません。実際、毎年何千人もの学生が英語を話せるようになるためにアメリカに留学しています。

面接官はあなたの留学目的を具体的に質問します。具体的な学問、専門分野を念頭に置き、なぜ母国ではなくアメリカで勉強することが良いのかなど、質問に答えられるようにしましょう。何を勉強するか、どのようなキャリアにつく予定かをはっきりと正確に答えられるように準備しておく必要もあります。留学の目的がはっきりしていない場合、アメリカに行く目的が勉強以外にあると面接官に受け止められてしまう可能性があります。

もしアメリカで英語を学び、その後に学位を取得する予定なら、どのようなプログラムで勉強するのかを具体的に説明しましょう。アメリカで学ぶ方が有利だから、だけでは不十分です。なぜ、アメリカでなければならないのか、またそのプログラムを選んだ理由、学校や滞在先の情報なども答えられるようにしておきましょう。面接官は簡潔かつうそ偽りのない答えを求めています。曖昧な答えや暗記した答え、あるいはアメリカを大げさに讃える答えなどでは、面接官は良い反応を見せないでしょう。

日本の大学を休学してアメリカに留学する場合は、自分の学業プランをサポートする教授からの手紙など、その大学の学生であることを証明できる書類を持参します。

成績も重要です。もし成績が平均以下の場合、アメリカでの学業をどのように成功させるか、具体的な説明ができるように準備しておきましょう。留学予定の学校から、受講する予定のコースが適切であり、コース修了が期待できるという手紙を書いてもらうこともひとつの案です。

ビザ申請状況は、アメリカ国務省のウェブサイト(https://ceac.state.gov/CEACStatTracker/Status.aspx)で確認することができます。

財力証明

アメリカに留学するためには、ある程度まとまった資金が必要になります。ビザ申し込みの際、母国の家族や雇用主、団体などによるサポートがあると一般的に有利になります。両親がサポートしてくれる場合、留学できる程度の収入を得ているかを証明するための書類を提出する必要があります。銀行残高証明を得る際には、残高だけでなく、口座の期間、過去の平均残高などの情報を手紙に書いてもらうといいでしょう。

帰国する意思の表明

ほとんどの学生ビザや交換留学ビザは発行されますが、ビザが認められない主な理由として、学生が留学後に母国に戻る意思が見られないことがあげられます。これは「セクション214(b)」と呼ばれ、確実に母国に帰ってくる意思があるかを調べます。留学後母国に帰る理由、留学中の学業プラン、最初の1年間の留学費用を払えるだけの家族の財政を証明し、現実的なプランがあることを面接官に説明しなければなりません。

却下された場合

ビザが却下された場合、再審査を求める申請が可能です。申請には、追加書類の提出が通常で、面接官から雇用証明、持ち家や事業保有の証明などを求められることもあります。留学予定の学校から再審査を求める手紙を直接大使館に送ってもらうのも、多いに役立ちます。送付先は、国務省のウェブサイトwww.usembassy.state.govで確認してください。

ビザが認可されたら、ビザの添付されたパスポートが数日で自宅に届くでしょう。

ビザ面接の6つのポイント

  • ビジネススーツを着用する
  • 簡潔かつ的確に質問に答える
  • 財政証明書、雇用証明書を持参する
  • 具体的な留学プランを述べる
  • 落ち着いて、プロフェッショナルな態度をとる
  • 本当のことを述べる

改正された点とは?

現時点では何が改正されたのか詳しくはわかりませんが、米国留学のためのビザは今も発行されています。今日現在も、大学や全寮制の教育機関をはじめ語学学校も他国から学生を受け入れています。米国内の大学から寄せられた動画をご覧ください。

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ビザの発行に関して、どの申請者に対しても審査が厳しくなっています。要するに、ビザ面接に向けてしっかり準備をしておく必要があるということです。別途記載しているアドバイスに必ず従うようにしましょう。ビザ面接という非常に短い時間内で、なぜ米国留学を希望しているのか、何を学ぶのか、そして、日本帰国後に留学で学んだことをどのように役立たせることができるのか、説明できなければいけません。さらに、入学が決まった教育機関になぜ入学を希望したのかということや授業料や滞在費をどのように支払うのかということも説明できるようにしておく必要があります。

ビザ面接予約の待ち時間や発給が長くなる可能性があるため、ビザの申請はできる限り早くビザ申請を済ませることが重要です。尚、学生ビザは、学生が入学許可を受けた教育機関のプログラム開始120日前から発給可能です。

William Fish meets regularly with U.S. Consular Affairs Officers in Washington, D.C. and in overseas embassies and consulates. He is President of the Washington International Education Council, which promotes international educational exchange. He can be contacted at wfish@washcouncil.org, www.washcouncil.org.

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